「風立ちぬ」 |
久しぶりに映画館での鑑賞です。最近の映画館はシネコンプレックスと言って、10室以上のスクリーンを持っていて、入場は全て指定席、とても見やすくなっていますし、クリーンですね。
風立ちぬの物語の主人公は、堀越二郎という三菱の航空機設計者で、零式艦上戦闘機の主任設計者と言う実在の人物。これまで宮崎駿作品は全てフィクション、今回の作品は事実とフィクションを織り交ぜながらの作品でした。
その作品「風立ちぬ」は、なかなか佳いシネマでした。誌面での表現と比べると、映像になると趣が違ってきますね。
飛行機への想い、仕事への情熱、そして真摯な恋愛、全てがきっちりと描かれています。
観る者の心を揺さぶり、考えさせてくれます。
夢がファンタジーでなく、実現するものと希望をさしてくれて、清々しさ、清涼感も残してくれる作品。
二郎と菜穂子の愛が、向き会う事の大切さを気付かせてくれる、愛し合う二人の愛の深さを感じる、総じて愛の物語でした。
宮崎駿作品が大概動きの表現にリアリティーが有ります。CG等の表現よりも、今回の各場面での躍動的な動きは、伝わる力が違いますね。
終盤のシーンで零戦の編隊飛行シーンは、胸が締め付けられる思いでした。そのテーマは「永遠の0」が伝えてくれるのでしょう。
時間があったら是非どうぞご鑑賞ください。
画像にあるグッズは、ジブリのグッズです。