ドイツレベル1/32He219A-7ウーフー制作記14 |
ちょっと更新が止まっていましたが、この辺りで改修工事をアップしておきます。
粗方形になってきたところで、最終仕上げに入る前にエンジンナセルの修正を行います。
He219の図面が各図面によって、様々な姿を見せています。このことはいかにこの機体の資料材料が少ないかを物語っているようです。
キットが形になり、機体の全体が見えてきて、実機写真などと見比べていると幾分気になるところも見えてきます。
キットを形にして手で持ちいろいろと眺めていると、エンジンナセルの雰囲気が違って見えます。
所詮プラモデルと言うことで、キット開発者の視点で製造されるので、モデラーすべてに満足させることなど不可能でしょう。モデラーはそれぞれ気になったところに手をかけるのも愉しみの一つ。
結果はキットでありながら、唯一の作品に上がるからです。
エンジンナセルの気なったところは、エンジナセルの軸線が実機と相違しているように見えます。
実機写真を見たり、各図面を見たりして、意外なことに気付きました。
エンジンナセルの軸線が、各図面によって違うのです。各書籍に添付されている図面がそれぞれ違います。
ところでまずハインケルの基本計画図は、ドイツレベルのキットとニアリーです。それが実機と相違して見えます。
実機写真
レンズのポイント位置の違いで変わってくるのですが、ナセル上部のラインを見比べると気になります。
世界の傑作機にあるマーキング側面図は、ハインケルの基本計画図に近いのですが、折り込みカラー図は、軸線が違って、実機に近いように見えます。
と言うことでエンジンナセルの後部を切り取り後、端部を上に持ち上げる様に付け替えました。
まずはカットする位置を決めます。そしてマスキングテープで墨出し。
マスキングテープに添ってカットします。
脚収納部の隔壁を、位置を上げるためカットします。寸法は3㎜
マスキングテープで現状のカーブを写しとります、それを3㎜さげて貼付け、カットします。
嵩上げのため、側面のパネルを同じく3㎜カットします。その為ガイドのマスキングテープに位置出しします。そのラインに沿ってカッターでカットします。
平行してエンジンナセル後端部のエッジ出しをします。
キットは随分丸くなっているので、真鍮線をガイドにして先端の尖りを出します。
画像になるように、端部に真鍮線(1㎜径)を差込み周辺を瞬間接着剤で盛り上げて、磨き上げます。
そしてエンジンナセル本体へ再接合します。
全体の状態
とりあえず此処まで進捗しました。
これからエンジンナセルの接合部のラインだし。ポリパテを持って研いたり、形を整えます。