1/48シュペル・エタンダール |
完成した作品を眺めているとキャノピーが異様に大きく感じて、キットメーカーを確認すると「キネテック」とある。ああエレールじゃないんだ。
シュペル・エタンダールは好きな機体。久々に興味が湧いて、神戸の模型屋さんにいくらで手に入るか確認して、キネテックのキットを入手。
上がエレールのキット、下がキネテックのキット。
静岡ホビーショーから帰阪して、模型屋さんでキットを引き取り、キットを確認しているとプロポーションがやはり気になり、エレールのキットを在庫から探し出して比較しました。
主翼の形状と幅はご覧んの通り、エレールとキネテックは同じで、主翼のモールドが繋がっているのがエレール。よって胴体の幅が広い分だけ、全幅が広がっている事になります。
エレールのキットの全幅は199㎜、キネテックは201㎜。
199㎜を48倍すると9m552㎜、実機のスペックは9m600㎜。
エレールの全幅には翼端灯を含めていないので、翼端灯を含めると実機のスペックと一致すのではと推測。
胴体の高さはエレールもキネテックも同じ28.7㎜
胴体の幅( 主翼のフィレットの直前)はエレールが36㎜に対してキネテックは38.3㎜
フィレットを含めて幅が、エレールは45.5㎜、キネテックは47.5㎜
キャノピーの全長が第一風防の先端から、第二風防の後端までが、エレールは41.0㎜、キネテックは45.8㎜。
キネテックのプロポーションの疑問はエレールと比較する事で判り、結論的には製作するにはエレールで、キネテックはデカールがカルトグラフ製で良いのと、一部部品取り程度には使えるだろうと結論づけました。
まあ以前から中共や半島のキットは期待出来ない事は判っていましたが、今回もそのことを裏付ける結果となりました。
各キット紹介
エレール
エレールは胴体を上下分割していますが、断面形状からするとエレールの分割が適切ですね。
ディテールアップ用としてレジンパーツが付属
充実したエッチングパーツ
デカール
組み立て説明図
組み立て説明図のは実機の細部写真も掲載されています。
キネテック
違和感のあるキャノピー
唯一中共製ではないのがカルトグラフのデカール
エレールのキットのエッチングと比べると見劣りのするエッチング
組み立て説明図
価格の高い上に、品質に疑問のある中共製等は手を出さないのが正解の様な気がします。