JMC大阪展、クラブ出展作品 |
今日、雑誌が届いてページをぱらぱらと。
WINGNUT WINGSのキットの作品が並びます。ページをめくる手が止まります、それはないだろう。
「先入観を捨てれば」「ここまで『化ける』」先入観?先入観って何なんですかね。
ファルツDXIIは終戦間際に投入された機体、どんなに酷使されても作例の様にならないでしょう。「AFV制作のテクニック」?必要なんでしょうか。納屋にでも放置されていて飛ぶことが出来ない機体だったらまだ理解できますが、パイロットが立っています。このパイロット草葉の陰で嘆いていることでしょう。
同じ雑誌のコラムに「すべてのキットは美しい」「すべての女は美しい」と有りました。ここに加えてほしいですね「すべての飛行機は美しい」と
私は飛行機の模型を作っています。子どもの頃はプラモデルを何でも作っていました。社会人になって、プラモデルのカテゴリーを絞りました。自分が好きなカテゴリーは何かと自問して。それが「飛行機」だったのです。
子どもの頃購読していた雑誌は航空ファンと航空情報。模型の雑誌と言えばタミヤニュース。
そう模型以前に飛行機が有ったのです。
そのコラムに有る様に「プラモデルが好きで飛行機を作っている」「飛行機が好きでプラモデルを作っている」それぞれのモデラーがいます。
「飛行機が好きでプラモデルを作っている」モデラーは飛行機をこよなく愛しています。そして美しい物だと思っています。だから思い入れのないメーカーが製品化したキットで、キュビズム的に形にされたキットは受け入れがたいのです。それは「すべてのキットは美しい」と言いがたいのです。
「すべての飛行機は美しい」だから、アラーキーが「女」を撮る時の様に「すべての女は美しい」と言って「女」を撮ります。メーカーも慈しみながら飛行機に、「愛」を持って製品化してほしいのです。駄目なキットは「飛行機に愛がない」のです。
制作された模型は、それぞれモデラーの思いのよるもので、第三者がとやかく言うものではないでしょう。ファルツDXIIの作例に関しては私個人的な雑感です。その作品を見ていて私が思うのはこのモデラーさん、飛行機に愛を持っているのだろうかと。
そういえば毎号のグラビアですが、そのファルツDXIIと同じ様に、汚れて、ケバく印象を受けます。あるとき彼女達モデルはこんなに醜いモデルだろうかと、彼女らのブログを見ると、素顔はすごく素敵なのです、素直な姿はとても好感の持てるものですね。それがこの雑誌のグラビアになると、作例と同じ様に汚れているよに見え、ケバく見えるのでしょう。不思議です。
「飛行機」も「女」に対しても「愛」を持って、素直な目で、真摯な気持ちで「綺麗だよ」と接してほしいところです。